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『晩夏の尾瀬』 遠征レポート 2007年8月27日〜30日 No.3/10

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(41)ナナカマドの紅葉

尾瀬ヶ原のナナカマドと違って,標高が高くて厳しい条件だからでしょうか,葉が少し傷んでいます。

  

(42)疎林の中の木道

 

(43)道標のあるベンチ

鳩待峠4.1km,富士見峠2.2km

 

(44)疎林

 

(45)中原山

先ほどの道標の地点から200mのところにこの道標があります。

標高1968.8m。このルートで一番標高の高い地点です。

石鎚山頂上とほぼ同じ標高です。

 

(46)オヤマリンドウ

尾瀬ヶ原のエゾリンドウと同じだと思ってしまいましたが,オヤマリンドウというのがあることを知りました。

朝露が瑞々しく光っていました。全体に柔らかい色で落ち着きます。左手前の紅白の花はイワショウブです。

 

(47)S字の木道

中原山からの針葉樹と笹原を抜けると湿原があります。

アヤメ平はここから始まるのでしょうか。

 

(48)針葉樹の林

この先がアヤメ平でしょうか。どうもアヤメ平の起点が分かりません。

 

 

(49)湿原と燧ケ岳

ここは間違いなくアヤメ平ですね。写真集やガイドブックなどで見た風景です。燧ケ岳の頂上部が見えませんが,記念に写しておきます。

池塘手前の黄色いものはすべてキンコウカの花後のものです。その中にイワショウブが点在しています。キンコウカが黄色い絨毯状態になっている時にこの場に立ちたいと思いました。

この時期,朝陽は燧ケ岳のかなり右の方から昇るようです。

 

(50)アヤメ平

“アヤメ平”と聞くと,どうしたってアヤメが咲き乱れる湿原を想像しますよね。しかし,実状は違います。

少しの間だけアヤメ平について学習しましょう。

ガイドブックにも書かれていますが,アヤメ平の地名はキンコウカという植物の葉をアヤメと見間違えたのがその由来だと言われているそうです。

そして,360度の大パノラマが広がるアヤメ平は,かつては「天上の楽園」とまで讃えられた美しい湿原だったそうです。しかし,昭和30年代の尾瀬ブームの時に大勢のハイカーが押し寄せ,その結果,自然保護という意識もなかった時代ですから,またたく間に湿原植物が踏み荒らされ湿原を形成する泥炭層がむき出しになり,あっという間に約1haの湿原が裸地化してしまったということです。

アヤメ平では今も荒廃した湿原の回復作業をしています。40年経ってもまだ回復していません。100年かかると言われているそうです。写真は,土留め区画設置の場所です。ミタケスゲの種子を採取しまだ湿原が十分に回復していないこのような場所にまき,種子が雨などで流失しないように板で囲っています。水はけを考慮して穴があけられているそうです。

 

(51)土留め区画設置場所

かなり広い区域がまだ痛々しい状況になるのを見て家内は沈思黙考中です。

 

(52)サワギキョウ

 

(53)アヤメ平の道標

標高1969m。富士見峠まで後1kmです。

ということは,冨士見小屋に泊まって夕陽・朝陽をアヤメ平からねらうには1kmを登り返さなければならないということです。20分はかかりそうです。

あまりにも気持ちの良いところなので必要ないですがしばらく休憩します。ザックを降ろすとなぜかホッとします。睡眠不足であるにも関わらず眠気はありませんし,特別疲労感もありません。どうやら,家を出てきた時間がよかったようです。夜中から走るよりも普通に睡眠をとって出発した方が起きている時間がはるかに短いですから。

ここからは冨士見小屋まで下って行きます。

 

(54)リンドウ

リンドウはエゾリンドウだけではないようです。まだ勉強不足で正体が分かりません。

後記:
これもオヤマリンドウのようです。

 

(55)雲上の木道

というほどでもありませんが,尾瀬では珍しく高度感のあるところに木道が設置されています。

 

(56)アヤメ平方面

上の木道から振り返るとこのような風景です。

この付近で本日唯一の登山者に出会いました。鳩待峠に向かうようです。

横田代からアヤメ平までの本日のハイライト部分を我々2人だけで独占したことになります。

 

(57)マイヅルソウ

こんなところにマイヅルソウが根付いています。ちょっとビックリだったので写しておきました。

 

(58)冨士見小屋と林道

左上に小さく見えている青い屋根が分かるでしょうか。そこが今日の宿泊所の冨士見小屋です。ここは小屋主さんが常駐されている訳ではないので必ず予約が必要です。もっとも,尾瀬ではどの小屋も「予約制」ということになっていますが。

 

(59)長沢新道への下り口

明日の朝はこのルートを竜宮十字路へと下って行きます。

木道をのぞいてみると熊さんが出そうな雰囲気があります。(^^ゞ

 

(60)コバギボウシ

いつの間にか小さな湿原のセン沢田代を過ぎていました。気がついたらガイドブックなどでよく見る大きな池塘がある冨士見田代に着いていました。条件がよければ燧ケ岳が映ります。